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肉を食べて痩せる! 時代を変えた第3のケトジェニックダイエットとは?

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斎藤氏が提唱する「低糖質&高タンパク質」なケトジェニックダイエットとは?(depositphotos.com)

 健康的に美しく痩せる、若返ると広まってきた「ケトジェニックダイエット」。その普及を推進する日本機能性医学研究所所長・斎藤糧三氏は、「Low Carb Labs (ロカボラボ=糖質制限イベント)」に登壇し、初心者向けにケトジェニックダイエットについて解説した。

3種類が混在する「ケトジェニックダイエット」

 ケトジェニックダイエット(「ケトン体ダイエット」「ケトン食」などとも呼ばれる)は、大きく分けて3種類ある。

 ①糖質制限をしてケトン体を出せばよい(厳密な定義はない)とする「広義のケトン体ダイエット」

 ②「てんかん」の食事療法として開発された「低糖質&高脂質食」

 ③斎藤氏が立ち上げ、副理事長を務める「日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)」が提唱する「低糖質&高タンパク質」なケトジェニックダイエット

 いずれも「体脂肪が燃えるときに脂肪酸の一部から作られるケトン体という物質の働きを利用した食事法(血液中のケトン体濃度を上げる)」という点が共通している。

 しかし、この3つ目、JFDA独自のものは、「機能性医学」に基づき、体に必要な栄養素を効果的に摂りながら痩せ、健康増進を目的にしている点が、他と異なる。

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 特に、JFDAが定義するケトジェニックダイエットは、長寿遺伝子のスイッチを入れる効果がある。糖質を控えるだけでなく、タンパク質をはじめ重要な栄養素を漏れなくしっかり摂る食事法により、慢性的な不調や疾病を防ぐ習慣を作るのだ。

 「ケトジェニックダイエットによるケトン体の生成は、長寿遺伝子を活性化し、若返りにもつながる」と斎藤氏は指摘する。

小児てんかんの治療食でダイエット!?

 そもそも、日本医科大学の産婦人科医だった斎藤氏が、なぜJFDAでケトジェニックダイエットを提唱するようになったのか。

 きっかけは2010年、小児てんかんの治療食だった糖質制限食について、東海大学名誉教授の大櫛陽一氏の話を聞きたことに始まる。

 カロリーや脂質が高い糖質制限食でも血糖値が上がらないという内容に衝撃を受けた斎藤氏は、「てんかんや糖尿病の治療食が、ダイエットにもいいのでは?」と考えた。

 しかし、「その発言は怒られた」と当時を振り返る。斎藤氏はこれを機に糖質制限について研究し始める。

 それ以前から斎藤氏は、父(医学博士・斎藤信彦氏)を継いで行っていた更年期の治療が、アンチエイジングにも効くため、美容皮膚科を営むうちに「栄養状態がよければ疾患治療が順調」なことに気づき、栄養療法を研究していた。

 斎藤氏が、日本初の米国The Institute for Functional Medicine 認定医となり、生活習慣を正す機能性医学を導入する日本機能性医学研究所の設立に踏み切ったのには、こうした背景があった。

「肉を食べて、痩せる、若返る」は最高

 2011年の東日本大震災後、斎藤氏は自ら都内の空気中の放射能汚染を確認していた。そして、放射能による身体へのダメージを緩和するために、糖質制限によりケトン体を増やす仕組みに着目した。

 ちょうどその頃、ドクターズレストランのプロデュース依頼があり、「糖質制限しながらお肉を食べて痩せるは最高だ」と考え、健常人のケトン体を増やすケトジェニックダイエットを着想したのだ。

 こうして斎藤氏は2013年、順天堂大学大学院教授だった医学博士の白澤卓二氏とともに、JFDAを設立。機能性医学に基づいたファンクショナル栄養学を教えるケトジェニックアドバイザー養成講座を発足した。

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 そしてケトジェニックダイエットにより、痩せることで心臓血管リスクを下げニキビができなくなるなど、健康を取り戻すさまざまな結果を導き、2016年には『糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる! ケトジェニックダイエット』(講談社)を上梓。

 さらに2017年には、ケトジェニックダイエットで理想的なタンパク源として推奨する牧草牛を普及させるため、牧草牛専門精肉店「Saito Farm」を立ち上げている。

 このように機能性医学に基づいた食事法による健康増進を推し進める斎藤氏は、「世の中の糖質過多の是正が必要」と厳しく指摘する。

 糖質の過剰摂取により、血糖値が上がり下がりを繰り返すことで引き起こされる生活習慣病のリスクは、生命を脅かす。

 「適量な糖質摂取は万人によい。そして必ずタンパク質摂取をセットに」、これがJFDAケトジェニックダイエットの伝道者、斎藤氏の結論だ。
(文・写真=上瀧和子)

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